ユーザビリティテストやグループインタビューを行う際には、被験者がリラックスして、特別なプレッシャーを受けることなく製品を操作し、発言をしてもらう必要があります。一方で観察する立場からは、被験者の様子を詳細に観察し、できればその製品の開発者同士、その場で意見を交わしたいなどのニーズがあります。
その両方を満たすような理想的な環境でテストを実施するために、当社には専用のテスト室があります。テスト室とは、被験者が様々な作業を行う「テスト室」と、その様子を観察するための「観察室」のセットのことを指します。
テスト室: 約17平方メートル
観察室: 約25平方メートル(定員8名)
テスト室と観察室の間はハーフミラーで仕切られています。観察室の照明をテスト室より暗くすることにより、観察室からテスト室は見えてもテスト室から観察室は見えないようになります。被験者は観察されていることを意識せず操作に集中できます。
テスト室と観察室は防音設計されてるので、完全防音ではないものの、普通に会話をする程度であれば隣の部屋には聞こえません。観察者同士、被験者を気にすることなくその場で意見交換できます。
評価対象となる製品に応じて、家具やカメラの配置を柔軟に変更できます。また、家庭用製品の場合には木目調の机、オフィス製品の場合にはスチール製の机を使用するなど、インテリアもなるべく実際の使用環境に近づくよう配慮しています。
被験者の様子は複数のビデオカメラで撮影し、発話はマイクで拾います。それらの映像と音声は、観察室のTVモニタ、スピーカ/ヘッドフォンを通じて観察者に届けられます。
ビデオカメラの映像とマイクの音声は録画できます。複数のビデオカメラの映像は、リアルタイムでいずれかを選択しながら1本の映像として記録できます。また、画面を4分割しそれぞれ異なるカメラの映像を写したものを録画することもできます。録画した映像はDVDビデオまたはWMVフォーマットの動画ファイルとして納品します。
ビデオカメラを天井に設置することで、被験者にカメラを意識させず、様々な角度からの映像を撮ることができます。取扱説明書の評価で、被験者が見ているページを撮影するといった使い方が考えられます。天井カメラは、観察室からのリモコン操作により、ズーム、パン、チルトが可能です。
観察室の音声をテスト室側スタッフのヘッドフォンにに伝えることができます。これにより、観察者からテスト室側スタッフへ指示したり、間接的に被験者へ質問することが可能です。
PCを使用するテストでは、被験者が使用しているPCの画面と全く同じ画面を観察室で見ることができます
インターネット接続環境としては、Bフレッツ(100M)を用意してあります。
テスト室の照明は、部分的にON/OFFしたり明るさを調整することにより、対象製品の液晶画面の反射防止や意図的に暗い環境で視認性のチェックを行うことが可能です。
観察室には、後ろの席の方でもよく見えるように、大型TVモニタを3台用意し、PCモニタも別途用意します。
2002.07.26作成 2011.04.14フォーマット修正